b-moveの日記

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脊柱管狭窄症にはインナーマッスルを鍛えるのが良い?ウソ?ホント?

脊柱管狭窄症にはインナーマッスルを鍛えるのが良い?ウソ?ホント?

はじめに

 

最近テレビでもネットでも

インナーマッスルという言葉を目にする機会が

増えたように感じます

 

「深呼吸でインナーマッスルが鍛えられる」

「ドローインが良い」

インナーマッスルを鍛えれば腰痛は無くなる」

 

完全に言葉が一人歩きしている感じですね

 

今回はあいまいなままになっている

インナーマッスルについて

脊柱管狭窄症を例にとって解説していきます

 

目次

1.インナーマッスルって何?

2.脊柱管狭窄症との関連は?

 

インナーマッスルって何?

 

インナーマッスルはざっくり分けると

4つの筋で構成される筋群です

 

1.腹横筋

2.骨盤底筋

3.横隔膜

4.多裂筋

 

これらが内臓全体を包むように配置されています

 

この筋群が働くことによって

お腹の中の圧が高まります

 

ざっくりいうと

お腹は水風船のように

ゆらゆらと安定しないものです


そのままにしておくと

身体を動かすと

あっちへちゃぽちゃぽ

こっちへちゃぽちゃぽ動いてしまって

 

身体が不安定になります

それを抑えるのが

インナーマッスル

 

インナーマッスルが働くと

水風船のようなお腹が

きゅっと引き締まります

 

そうなると

動いたときに

慣性でお腹が揺れたりしなくなるので

 

安定して身体を動かすことが出来ます

 

また、先ほどの4つの筋群以外にも

背骨や肩や股関節にくっついている小さな筋を

インナーマッスルと呼ぶことがあります

 

別名でローカルマッスルと呼ばれたりもします

 

これらの筋群は骨が

ふらふらしないように

するための筋群で

 

前述のインナーマッスルと似たような

働きをします

 

関節も腱や膜でつながっているだけでは

ふらふらなので

 

ローカルマッスルと呼ばれる筋群の働きによって

びしっと安定して動けるように

コントロールされています

 

要するに

インナーマッスルとは

身体を安定させる筋です

 

 

 

脊柱管狭窄症との関連は?

 

では脊柱管狭窄症とは

なんの関連があるのかというと

 

「脊柱の安定性」

というところで関連が出てきます

 

狭窄症の1つの病態に

「神経根症状」というのがあります

 

背骨が過度に動きすぎて

神経を圧迫している状態です

 

どうしてこんなことが起こるのかというと

インナーマッスル(ローカルマッスル)の効きが弱い

ということが原因の1つにあげられます

 

インナーマッスルの効きが弱く

お腹がちゃぽちゃぽのままだと

背骨がお腹に引っ張られたままになります

この状態で背中を反るような動きが入ると

必要以上に背中を反らさなければなりません

 

そうなると背骨が過度に動くことになるので

神経を圧迫するような状態になります

 

また、背骨は

構造的に動きやすい場所と

動きにくい場所があって

ローカルマッスルが司令塔となって

均等に働くように調整してくれています

 

なので

インナーマッスル(ローカルマッスル)が

上手く働かないと

やはり背骨は過度に動きすぎます

 

といった具合に

インナーマッスルは重要な働きをしていることは

「ホント」です

 

ここからは「ウソ」の話をします

 

インナーマッスルを鍛えれば痛みがとれる」

 

これは「ウソ」と言っていいでしょう

 

インナーマッスルを鍛えることは重要ですが

大切なのは

「適切なタイミングでインナーマッスルが働くようにする」

ということです

 

お腹がちゃぽちゃぽしたら困るときに「働く」

背骨が均等に動いて欲しい時に「働く」

 

そんなインナーマッスルが必要です

 

なので

やるべきことは

鍛えることではなくて

「働き方を学習する」

これです

 

スポーツと同じように

鍛えたからホームランが打てるわけではありません

 

バットにボールを当てる瞬間に

鍛えこんだ力を爆発させるような

器用さが大切というわけです

 

脊柱管狭窄症の練習で言えば

 

歩いているときに背骨を均等に使う練習をしたり

ただ立っているときにお腹がちゃぽちゃぽしないようにしたり

 

そういう練習が必要になってきます

 

なのでシンプルにインナーマッスル

鍛えるだけで痛みがとれる

というのは「ウソ」といって

良いと思います

 

まとめ

インナーマッスル

必要な時に働かせられるようになって意味がある

 

 

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